Free&Easy 1998年 11月号
終わらない夏
2004年 6月20日 UP
記念すべき創刊号だ。
何度読み返したかわからない
「終わらない夏」
Free&Easyが追い続けている「夏」というタイトルが
創刊号に刻まれているのが、なんとも言えず嬉しい。
が、
よくよく考えてみると、11月号……
秋に発売する雑誌に、
「夏の特集」と言うのは
かなり無謀なタイトルだったのではないだろうか?
雑誌の中身もタイトルに偽ることなく、
夏の香りが誌面からあふれ出ている。
ファッション誌って基本的に先取りしてなんぼのメディアだし……
本当に、この雑誌はマッスル小野里の趣味で作られているんだなと思う
DEAR READERS 異国のムード漂う、雑然とした部屋。サーフボード。アンティークなインテリア。 それらと、違和感なく調和しているマッスル小野里。 本屋でペラペラと流し読みしている人間は、 まさかこの男が、 いま自分が読んでいる本を作っているとは思わないだろう。 その男の周りには、ブラウン管の中でしか見ることのない空気が流れていて、 明らかに、演出する側ではなくて、される側のルックスをしているからだ。 究極の自己プロデュース人間ここにあり!! 服のコーディネイトだけにあらず、空間を、更には、空気感まで、 自分のセンスで作り上げる男。 徹底して作りこまねばならないその性質は、 職人魂を通り越してサイコと言っても過言ではないかもしれない。 そんな風に、自分の写真入りで、自分の言葉を語るページを、 一番最初に持ってくるところから、Free&Easyはスタートした。 まさしくFree&Easyは、マッスル小野里自身のアイデンティティーをかけたモノだったと思う。。 >> 男なら誰でも夢に見る「こんな風に生きてみたい」という想いを かき立てられるようなエキサイティングな誌面を作りつづけたい。<< マッスルが創刊号において語った言葉だ。 それは、創刊から6年経った今もずっと守られ続けている。 Free&Easyが提唱している世界観(ヴィジュアル、思想)は、 これからも私の心をときめかせ続けるだろう。 |
F&Eコラムでは、北野武やユースケ・サンタマリアが夏の思い出を語る。
ユースケは好きな本に津原奏水の妖都をあげるなど、
どこかサブカルの匂いのする男だったりもする。
そして
海とVANSと髭おやじ
……誰も、今時期は海に行かんだろう
なぜに芸術の秋に、
普通の大人向けファッション誌なら、
洒落たカフェバーや美術展の紹介がある季節に、
髭おやじ ????
(なかなか魅力的な笑顔の方でございますが)
本当に秋に発売されたのか、と疑いたくなるほど、
夏と海づくしの記事が続いていく!!
くどいようであるが、この雑誌は秋に発売された物である!!
創刊号でここまで冒険しちゃってイイのだろうか??
スタッフは誰も止めなかったのだろうか??
版元は、
どうしてOKを出したのだろうか???
謎は深まるばかりである。
最近ではウエアハウスも復刻している、
モーターサイクル系フォトプリントTシャツ。
結構高いんですよねえ〜
そして、巻末特集
7つの顔を持つリーバイス
古着ファン、レプリカファンはこの記事が一番楽しみだったのではないでしょうか?
それぞれテーマを設けて、
リーバイスの知られざるアイテムが誌面せましと踊り狂う。
BOONの別冊などでは、
けして語られる事のない、ちょっとはみだしたリーバイス郡。
左側ページの、真ん中のフラワーなGジャンにつけられた文句。
「バイトの面接等に着て行ったら120%の確立で落ちるに違いない。
どう見ても働きそうに見えないのがたまにきず」
このコメント痺れさせてもらいましたよ!!
私の住んでいる箕面では、 Free&Easy置いている本屋は一件もなく 私が頼んでから、1件だけ置いてもらえるようになった。 業界内普及率120%だが、 まだまだ地方の本屋さんには置いていないFree&Easy!! 古着屋さんとかジーンズ屋さんで置けば、 かなり売上はいいのではないだろうか? (もしかしたら、本屋さん以外では雑誌を置いちゃいけない規則が あるのかも知れんけど……?) 地方のFree&Easy読者の皆様、 定期購読してらっしゃる方もいるのかもしれませんけど、 なんとか地元の本屋さんにおいて貰えるよう、布教活動頑張りましょう!! |
PS
ちなみに私は、
Free&Easyを広げようと、友人達に大々的に布教活動を続けていた所
「●●は見た目の事ばっかり気にしているからルックだな」
と、素晴らしい二つ名まで頂戴してしまいました。
「ルック、ルック」
と呼ばれるたびに
「こんにちわ」
何度、心の中で叫んだことか!!!
まあ、そんな事はどうでもいいんですけどね。
デラボーヤがの紹介記事があります!
Free&Easy創刊から約6年経とうとしているが、
デラボーヤも挑戦をする事を止めず八階級制覇!!
お互いにモチベーションを落とすことなく、
ハードな道を貫いている。
タフな雑誌にタフな男!!
はまりすぎですなあ!!!!
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