バズリクソン B−2
8月20日UP




 1931年正式採用のB−3の一つ前のモデルです。
 右側の写真を見てもらえればわかるように袖口がジッパーになってたり
 FJというよりもライダースっぽいデザインです。

 まだ、何かあるとすぐに裂けてしまいそうな脆弱な作りのシープ系において、
 馬革でできていると言うのが、このJKTの最大の特徴といえるかもしれません。


「B−2の復刻について」


 バズリクソンの他は、私の知る限りでは、アビレックスとロストワールドが復刻しています。
 私は写真でしかオリジナルは見たことがないんでわかりませんが、
オリジナルに一番近いのはロストワールドのモノのような気がします。
 

 Free&Easyの2004年1月号の80Pと、フライトジャケット大事典で、実物B−2の写真がありますが、
共にパチポケがないです

しかし、アビレックスにしてもロストワールドにしても、パチポケありで復刻されています。
各メーカーさんは、パチポケありのものを所有しているのでしょうか?

追記(2004年8月29日)
東洋エンタープライズが、2004年秋にB−2セカンドエディションを出すようです。
今度はボアが大きくなってたり仕様もチョコチョコ変わっているようです。



 「現在のレプリカメーカー」


 レプリカメーカーは、
 「オリジナルを手に入れることの出来ない人のために、忠実に再現する」
 事を基本スタンスとしてスタートしたようです。
 
 が、最近では「オリジナルは叩き台で、より進化した物を」という感じで、
 モノ作りをしているように見受けられます。

 私は今の所、オリジナルには興味がなく「カッコよければ、概ねOK」と言う感じなので、
 本質をゆがめない程度のアレンジなら、大歓迎派です。
 (さすがにEVISのFJは買う気になれませんが、フェローズならギリギリOKって言う感じです)

 このバズB−2も、オリジナルにはない高級感と品の良さがあるんです。
 東洋製品は概ねコストパフォーマンスがよく、
 「この値段でもうけあるのっ」て感じる物も多いですが、これは本当に素晴らしいですね。
 何より革がいいです。
 このバズB−2とと、エアロモデルの革は、McCOYをしのぐといっても過言ではないです。





 備考)
 現在のアレンジ復刻というレプリカメーカーの理念に対して、
 マニアの間では「まだ一度も納得できるレベルの完全復刻品は出来てないぞ」との、
 お声もあがっているようです。


 マッコイであればRWAがアレンジ復刻ライン、実物ネームは完全復刻ラインとしていました。
 が、実名復刻といえど、様々なアレンジや省略があり、 マニアの間ではまだ不満があったみたいなんです。

 この辺りを更に改善して、実名ラインのディープな追求と、
 アレンジラインのヴァリエーションの多様化を行っていただければ、
 更に良くなると思います。
 実物を追求する事が、アレンジの多様化につながる事はもちろん、
 アレンジによって培われた技術も、実物を見るもうひとつの視点になると思うし。











このバズB−2は、「おそらく生涯手放す事はないだろう」
って言うレベルで気に入ってます。

が、バズは、例によって細かいパーツ類は荒い(というか雑というか、作りがしょぼい)ですよね。
このあたりが、マッコイを越えられない壁なんでしょうね。

 このベルトとかもう少し頑張ってくれたらなあって思いますね。







カスタム編








 FJの腕にエアフォースマークがついていると「職場に着て行きにくい」とか「野暮ったい」などの理由で、
 AAFマークが付いてないモデルと2種類発売される事が、多いです。

 私が買ったモノもAAFマークが付いていませんでした。
 当初はあんなマークなどどうでも良かったのですが、

 その後FJの世界に傾倒するにつれて、あのマークが気になりはじめました。




 あれこそは、

 FJを他の革ジャンと隔てている証であり、

 FJのスピリットのような気がしてきたんです。


 東洋エンタープライズのリペア科に頼むとAAFマークは5000円くらいでつけてくれるという話しですが、やはり高い。
 おまけに、B−2の活躍した時代は、熱転写式のAAFはなく、ほとんどが革パッチだったと言う話も聞いた事があります。
 ここは、革のAAF章をつけて、自分だけの個性をアピールしようと思ったんです。

 シープ系のB−3やD−1などは、触ればわかる通り基本的にはもろい為、
 下手にワッペンなどつけようものなら、その縫い目にそって避けると言う可能性があります。
 が、このB−2は馬革などで、その点は安心です。

 吟味したすえ、このトリム加工してあるAAF章で行く事にしました。
 確か、1500円位でネットで買ったんだったと思います。取り付け料が2000円の合計3500円。AAFデカールよりは安くつきます。







で、付けてみました!!



 基本的系にAAFマークは、左腕に付ける物のようです。
 (当時の写真を見るとかなりいいかげんですが)
 しかし、コイツは左側にパチポケがついてて、襟ボアのベルトも、左側に付いてます。
 この上AAFマークまで左側につけたら、左側に要素が集中してバランス的おかしいのではないだろうか??
 と一抹の不安を覚えました。

 これがライダースJKTならば、迷うことなく右腕につけたのですが、



 が、FJは軍と言う規制のある集団の服というのが魅力の一つですので、

  基本的にルール遵守で行きたい
んですよねえ。 


 (備考)
 両肩につける、という方法も検討中です。
 左側にAAFマーク、右側に8空軍章や第5空軍章など飛行群のインシグニアを付ける(時代的にはギリギリOK)のであれば、
 バランス的にもルール的にもOKですし。

 しばらく片側だけで遊んでみて、どうしても気にいらなければ、両肩につけてみようと思ってます。
 









プレーンとAAF章カスタムしたものとの比較です。
色身が違いますが、写真を撮った時期に半年以上ズレがあるためです。
実際の色はこの二つの中間くらいです。




PS

シープ系のFJって、北側の地方でもない限りオーバースペックだって言いますが、
幸いな事に(?)私は極度の冷え性なので、必需品です。

難点は保管場所を取る事ですかね。



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