ショット デモデ別注 トロージャン
 2004年 7月10日 UP





 革ジャン物語にも出ていた、代官山のアメカジセレクトショップ「デモデ」が
 ショットに別注をかけて作ったライダースJKTです。


       



 マッコイのクローム系に近い感じの、しっとりとした馬革で、98000円。
 なかなかにお買い得ではないでしょうか?

 白黒ツートンてあまり商品化されていませんしね。
 このデモデ別注以外で、今一番手に入りやすいとすれば、ショットワンスターツートン69000円牛革。
 あるいは、東洋のシアーズ復刻ALL STAGEかな?
 これらは2〜3割引くらいで売っているのを見た事もあるので、
 もしかしたら在庫は結構残ってるのかもしれませんね。







 このショットデモで別注はトロージャンをモデルにしたモノと思います。
(トロージャンに興味ある人は、F&E2月号「それはライダースジャケットに聞いてくれ」の192ページに載っています)





しかし完全レプリカというわけでもなくて、(モチーフにしたと言うべきでしょうね。)
デモデ別注は袖にジッパーがなかったりとか、省略が各所に見られます。

画像は田中凛太郎さんの著書モーターサイクルJKTよリお借りしてます。




表紙にトロージャンを置くあたり、
田中さんもトロージャンがお気に入りだったのでしょうか??





 元のトロージャンはどうだったのかはわかりませんが、
 デモデ別注は着丈はかなり長めです。
  この着丈が長いというのがこのJKTの最大の特徴で、
 サイズダウンしようがUPしようが、
 あんまり着丈は変わりません。(LEEのジーンズのポケットみたいな感じですね)
 床に置いた時にトロージャンと同じような雰囲気になるためには、
 40か42くらいのサイズが必要だと思いますね。

デモデ別注 トロージャン

 全体的に作りは大きめなのです、がそれに加えて着丈が長いため、
 174センチの私が36を着ても、
 下はマイJCペニー(下品で失礼!!)の付け根辺りまで来ます。
 
 

 正直トロージャンの復刻としては、60点です。
 (まあ、メーカー側も特にそれを謡ってはいないですからね)
 

 
ですがっ、1つのライダースJKTとしてみた時には、

素晴らしい出来だと思います!!


 馬革で、ポケットのデザインも愛嬌があり、
 DポケットJKTの中ではベスト3に入れてもいい位、好きなモデルです。





 このデモデ別注のモデルとなったトロージャンは、
 評価がわりと高いようで、
 他にも、米国の雄ロストワールドからも復刻されています。
 私はロストワールドのモノは見たことはないですが、
 クオリティはVANSN〜エアロの間とか。

 機会があれば、それもGETしてみたいですね!!












……と、まあJKTの薀蓄はさておき、
いざコイツを着こなそうと思ったとき、



50年代をイメージさせる白黒ツートンライダース、
Free&Easy的表現をするならば、
独特の不良性を秘めたJKTと言うような

危険な香りのただようデザインで……


「はたしてオレにコイツを着こなす事が出来るのだろうか???」

と、購入を躊躇する方も多いと思います。




















ですが、




















この独特の色模様から、




















通の間では





































パンダと呼ばれているとかっ!!!
危険じゃなぁ〜いっ!!








まあ、確かに似てますわな……

















 また、他者とは一人違う道を歩くというロックな
傾き者のためにあるようなデザインも、






























 傾くためではなく、安全のために、目だつように造ったそうです。
バイクの事故には気をつけましょう。



















 けっこうポリスマンにも、愛用されていたとか……






























めっちゃ保守的やんっ!!!!!!!!









確かにコイツも作りはしっかりしているので、
雰囲気としてはポリスマンJKTっぽいです。


 革も分厚いので、

パンク風の着こなしをしたいのならば、

マッコイや東洋のものをお勧めします。











 PS




 ポリスマンと聞くと、私の胸に飛来する一つの哀しい思い出があります。
 あれは、今より20年程前の、ちょうど今時期のような蒸し暑い夕暮れの事だったと思います。


 その頃、ヒーローゴッコやガンダムゴッコ、プロレスゴッコト同じく、
 警察ゴッコというのも流行ってました
 やはり警察も強さの象徴であり、幼い子供たちは憧れていたんでしょうねえ。
 
 まあ、警察ゴッコといっても、友人同士でトランシーバーを持って、警官になったつもりで一日行動するという、
 鬼ごっこのようなスポーツライクなゲームではなくて、
 お医者さんゴッコと同カテゴリーで語られるアドリブ演劇に近い物だったと思います。
 

 私は確か被害者で、
 傷をこらえながら何とか警察に通報するという役割
 (クラスの演劇で言うと、馬の足2というようなポジション)で

 警官役であるカズ君を、トランシーバーで呼び出したのですが……















カズ君は




























「はい、こちらはポリ公だが。どうされました?」
と自信たっぷりに応答してくれました。









































あああああっ!!!!!!!!!!!!!!!








 













 ……あの時、私がきちんと教えてあげていれば、
 彼はピィィィィィィィィィィッな組織の構成員になることもなく、
 ドラえもんのような指にならなくてもすんだのではないだろうか……









 時々悔やまれます。



 カズ君、ポリ公って言うのは警察を侮蔑した表現だから、
 警察は自分でポリ公とは名乗らないんだよ……ねっ……










TOPへ