ときめき目も見張る
VANSON、エアロで約10万。 バズ、マッコイは10万オーバー。 この分野に興味がない人には、目も見張る金額だと思います では、なぜそんな目も見張るような金額のJKTを、 買ってしまうのかという事について、答えていきたいと思います。 Q1 服を選ぶ時の基準は? A それは心にトキメキを与えてくれるから。 Q2 たまにサイズが合ってない服を買うときもあるみたいだが A それは心にトキメキを与えてくれるから。 Q3 なぜ、こんなにバカ高いJKTを買うのか? A それは心にトキメキを与えてくれるから。 基本的に、ライダースJKTにしろスカジャンにしろ、 私の心をとろけさせてくれるから買うわけです。 その服を見ているだけで、胸が高揚し、それをまとう事によって至極の快感を得る事ができるから、 何着も同じようなJKTを買ってしまうのです。 まあ、それだけではイマイチ不親切なので、もう少し細かく言わせていただきますと。 Q1 服を選ぶ時の基準は? これはカッコよければいい、まずそれが第一です。 値段がどれだけ高かろうと(まあどうしようもなく手が出ないものもありますが) 微妙に動きにくいデザインだろうと、カッコよければ買います。 コストパフォーマンスに納得してなくても、少々プレ値がつこうが買う時もあります。 まあ、しかし、この世界では私なんてまだまだヒヨッコです。 聖闘士星矢で言えばせいぜい、ユニコンの邪武といった所です。 (いや、カシオス、辰巳クラスといった方が正しいかも) 私の所有している服を見ていただければわかると思いますが、 ヴィンテージと呼べるようなプレ値がつくようなものは1着もありません。 ほとんど現行品です。 モード系のアパレルに比べると、アメカジ系は原価の割合が高めで、そこそこ良心的な値段設定をしています。 これは絶対的に損だった、というような事は、今の所ないですね。 Q2 たまにサイズが合ってない服を買うときもあるみたいだが サイズが微妙に合わない場合もあります。 1つには服の裁断自体が合っていなくて、ワンサイズ落とそうが、あげようが、 自分にあうサイズ自体がないデザインというのもあるんですよ。 しかし、どうしても欲しい場合どうするか? 買う時もあります。 その服に対する執着度にも寄りますが、 直し屋に持っていったり、着方(下に着るもの等)で調整します。 オーダーメイドでないので「あと1cm袖丈が欲しい」「後2センチ着丈が短かければ」などと思う事はしょっちゅうです。 元々アメカジは日本人の体形にあってないのだから仕方ないです。工夫と我慢(?)ですね。 しかし、こういったものは、後で気に入らなくなって売ってしまう事も多いです。 サイズに少しでも違和感のある服に関しては、 直しにお金をかける覚悟がない限り、 購入を控える事をお勧めします。 既製品でも、オーダーメイドのようにピッタリとはまる物もありますし。 自分のジャスト感も周期的に変化しますので、微妙ですね。 今は少しオーバーサイズに興味がありますね。80年代ブームも徐々にきてるみたいですし…… 「ジャストサイズは世界のどこかには存在するのだろうが (売り切れ。古着なので、出会う可能性が低い等……)見つからない場合」 まあ、モノの量は限られていますので仕方ないですよね。 理想のサイズが手に入らない……しかし、どうしても欲しい…… 方々に手を尽くしても、どうしても手に入らないとしたら――とりあえず買いますね。 理想のサイズを見つかるまでのツナギにしたりとか、 まれに妥協で買っても「このJKTはこのサイズの方がよかった」という場合もあります。 まあ稀ですけどね。 私は174センチ60キロ、普通体型で大体36(M)を着ています。 高校時代柔道をやっていて、どちらかというと下半身の方がガッチリしていて、 なで肩ですので、36でも下にスエットくらい着れるゆとりのあるモノが多いので、 袖丈さえあえば、34でも、それほど苦労することなく着ることが出来ます。 体重(60キロ)、胸囲(84センチ)的には、ジャストサイズは34〜36ですが、身長的(174センチ)的には、36〜38 がジャストサイズの範囲内ですね。 全体的に作りの小さいメーカーの物は38でもOKです。 そう言う訳で、タイトに着たい物は36、34、 ジャストに着たい物は36,38、 ルーズに着たい物は38,40と、それなりに着方があるんで、 ある程度まではそれほどみっともなくない感じで、サイズ違いモノを着る事もできます。 なるべくサイズのあわないものは購入しないようにしたいんですが…… 買ってからジャストサイズが違ったと思う事もありますし……結構買いなおしたりする事も多いです。 そのサイズしか残ってないという事態は、 この世界(作られているロット数事態が少ないモノが多い)は頻繁に存在するので、 妥協、と後悔の日々はこれからも続くでしょうね。 Q なぜ、こんなにバカ高いJKTを買うのか? 実はそんなにどうしようもないほど、お金を使っているという意識はなかったりします。 実際問題として、その道の求道者に比べたら使っている額はヒトケタ少ないと思います。 (収入自体少ないんで、まず限界があります) 一般のアメカジに興味のない人から見たら、服道楽に散在する異常者と思うかもしれませんが、 ジーンズ系サイトやFJ系サイトをよく覗いている方ならば 「ふ〜ん、EASY−STYLEの管理人のコレクション……まあ、そうね……?(意味のない疑問形) いや、ショップに行けばどこでも見れるような普通の物を ネットにのっけて何が嬉しいんだかわからないけどさあ。 くしくもサイトをやろうって言うくらいなら、 せめてヴィンの2,3着とか限定モノで今は見れないモノとか持っててくれよ」 と思うことでしょう。 これはうがった見方でもひねた見解でも謙遜でもありません。 学校で一番ケンカが強い奴だって、 K−1で外国人勢にボロ負けしている中追選手や武蔵選手にすら、ストリートファイトで10秒持たないと思います。 タケル選手にだって、勝てるケンカ番長もいないでしょう。 それ位、隔絶とした差があるのです。 関東で言えばジャンキーやOT&E、 大阪で言えばナイロンや梅田のウエアハウス辺りを 特に買いたい服があるわけでもないのにウロチョロする、 アメカジ好きな20代後半の若者の姿としては、 私は平均的なレベルにあると思います。 (あえて区別すると、パンツやスエットより、アウターに執着する傾向がある位かなあ) 裏原とかに燃えている、一〇代の子達の方が全然お金使っていると思います。 ただでさえ日本のオシャレ人口は多いですし。 そこそこ身なりに気を使うサラリーマンなら年に10万のスーツを4着、 2万のネクタイ7本、2万のシャツ10枚買うのって、 それほど特別な事じゃないと思います。 私が服にお金をかけてる金額も年間ではその程度です。そう考えると割と普通な気がしませんか? またアメカジ系の服は、丈夫で流行り廃りがない分、中古市場もしっかりしてます。 委託販売、ネット売買など、スーツなんかに比べるとリサイクル率がかなり高いです。 2万円のジーンズ、3万円のジージャン、4万円のスカジャン、10万円のライダースJKT、 どれもその金額分は楽しめます、程度がよければ半額近くで処分できます。 そういうわけで、本当はVANSONが欲しいけど、似たような物を買って我慢する…… とかしないで、そこでVANSON買っちゃいましょう。 それを体にまとった瞬間に感じるトキメキ、 その気持ちだけでも、差額の分の価値はあると思います。 どうしようもなく気に入らなくて、うっぱらったとしても、きちんとした物を買っておけば、 それなりの額で売れますし。 さらに長く着て、程よくやれた時にでる味、 それはやはり(現行モノでは)著名メーカーと、その辺の安物との間には歴然とした差があります。 (ごくたまにユニクロなのにいい色落ちしたジーンズとかあるけど) 長く付き合うものなので、半ば恋愛みたいな物だと思って、 最初のインスピレーションとか大切にして欲しいですね。 どうしようもなく欲しいと思ったら、 他の物で間に合わせようとかせずに、 それ、そのものを買っちゃって欲しいです。 いい物は、やはりお値段はそれなりにするのでしょうが、 恋愛とか、いい服は、修行だと思って無理しちゃった方が、あとあと良かったと思うことも多いですし。 もちろん大きな後悔も何度もしてますけど。(泣) 1着あれば10分な革ジャンを何着も買ってしまうのは、 それを纏う事に本当に素晴らしいトキメキを感じるからです。 新しいJKTと肌を合わせるたびに新しい感動がある。 恋愛と同じく、もう着ないとわかっているものでも、 一緒に過ごした時間とかの思い入れとから売れない物もあるし、 ちょっとつまみ食いしたい気分でセールで買ったモノは、 すぐに飽きて、売ったりあげたり。 イマイチ合わないかなあと違和感を感じながら、 それを修繕しようとセルフカスタムを続けるうちにドツボにはまり、 余計悪化して、どうしようもなくなったり。 昨日まで世界で一番素敵だと思っていたものが、 ほんの些細な欠点に気付いた瞬間、 どうしようもなくイヤになってしまったり…… あと、他人が持っているものを、どうしようもなく欲しくなってしまうと言うのも、 恋愛と同じかな?(笑) では最後に Q その服と別れる時は? A それは心にトキメキを感じなくなった時。 サイズがあわなくなって、どうしても似合わない。 自分のサイズ感が変わった。 もう十分にその魅力を味わい尽くした。 他にそれをもっと求める人がいる。 そんな時には迷わず売っちゃいますね。 一〇代の頃に買った服の中には、全く着ることはないけど、 どうしても売る事が出来なくて、今でも持っているものもあります。 それはある意味ルーツなので、たぶん、10年先も持っているような気がします…… その他の服に関しては、たぶん飽きたら売っちゃったりすると思います。 部屋のスペースも限られているし、 世にはまだみぬ美しいデザインのJKTがあふれているのに、 もう魅力の感じなくなったモノにいつまでも執着してられないですからね。 生きてる時間も体の数も限られている、 一生に着れる革ジャンの数も限られています!!(笑) 袖を通してみたい服はまだまだあります。この分野が本当に好きだから。 袖に手を通した時に感動を与えてくれるJKTだけを着ていたい、と思ってます。 |