VANSON C2 
ボアカスタム

 2004年 9月24日UP


 VANSONのC2です……たぶん!!
 なぜたぶんなのかと言うと、個人売買で購入した物だからです。
 ポケットの中を捜しても品質管理のタグがないので、
 確かめる術はないのですが、
 画像等で確認する限り間違いはないと思います。



 C2というのは、VANSONの定番Cの別バーションで、現在日本ではこちらの方が流通しているそうです。

 バックドロップのHPによると

「元々は日本人には若干長かった丈をスタイルにあわせて、
 2インチ短くカットしてもらったバックドロップ別注モデルだったのですが、
 その人気により今やVANSONのカタログに通常モデルとして載る様になってしまいました」


 との事です。

 色は珍しい茶色。
 普通にショップ等では見かけた事がない物なので、
 おそらくどこぞのショップの別注品だと思います。
 VANSONは、割と別注を受けてくれるようで
 このC2にも馬革のC2Hとかパッド入りのモデルも存在します。
 ワシントンハウスさんでは、このC2を白黒ツートンにしたC2Xなんて代物もあったり、
 バリエーション豊富です。


 市場価格は69800円〜79800円。
 ショットよりワンランク上の価格帯。

 渋カジブームの余波も撲滅した現在では、
 街でVANSONを着ている人を見ると
 ショットのクラスでは満足できなく、
 さりとて国内アパレルデザイナーズ系にはイマイチ魂を揺さぶられない〜

 そんな感じの純度の高いアメカジ野郎なのでは? と、私は思ってしまうんですが……考えすぎかな???




 質実で硬いカウハイドは、国内アパレルでは、この値段で表現するのは難しいでしょう。
 ただ、時代の余波か、10年前に比べると革質は軟弱な物に移りつつあるようです。












 個人的な意見なのですが、

 VANSONは少し襟が大きすぎる気がするんです。

 若い頃はこの襟の大きさがバタ臭くて気に入っていたんですが、最近はイマイチなんです。
 襟の形もイマイチ悪いような気もするんです。
(他にもマッコハーレーのサイクルチャンプとか襟がそこそこ大きいのも持っているんですが、
 それはあんまり気にならないんですが、このVANSONだけイマイチ襟が気になり始めてきたんです。
 まあ体型との相性とか、そういう私だけの問題かもしれないですが)

 それで襟は閉めて着てる事も多かったんですが、
 このカラーだと、ちょっとオッサン臭い。

 オッサン臭いのも嫌いではないんだけど、イマイチパンチが弱い。
 画像ではわかりにくいかも知れませんが、
 このC2のカラーはエアロレザーのチェリーのような深みのある茶ではなくて、
 A−2のラセットブラウンにあるような感じの、マッタリとした色なんです。

 まあ、それはそれで、もって行きようによってはオシャレな感じにもできるんだけど……
 う〜ん、「ポケットのふちなどを黒く塗ってツートンにしよっかなあ……」などと考え始めたり……
 少し愛情が薄れ始めていたころ
 McCOYのG−1だかM−422Aの白ボアバージョンと出会ったのです。
 (いや、単に見かけただけなんだけど、出会ったと形容したくなるような、衝撃的な出来事だったのよねぇ〜ん)
 










 そうだ、茶色には白ボアが合う!!


















 という事で、前からボアがいらないと感じていたショットのラッドミュージシャン別注のボアを移植する事にしたんです。











 近所のリメイクショップで、5250円にてボタン取り付け作業をして貰いました。
 あんまり縫製とか良くないんですけど、まあそれも味という事で。

 ちなみにC2にはボア付きのモデルも販売しているようです。
 
 ワシントンハウスさんでは、ボアも別売りで(6000円だったかな?) 売っています。
 TOBELさんでもショットのボアも(3000円だったはず)で売っているので、

 もしおもちのJKTで少し飽きが来ている物があるならば、
 カスタムしてみてはいかがでしょうか?


 いらない服なんて、さっさと売っぱらって、別のを買うというのもアリですが、
(いや、私も一度も袖を通さないまま服を売ることは良くあります)
 一時期気に本当に入ってJKTと言うのは、
 飽きてしまったとしても、手放さない方がいいと思うんです。


 本当に心底気に入るくらい相性のいいJKTって、そうそう出会えるものではありません。
 濃密な時間を過ごし、深く味わいつくし、完全に未練がないと思っていた服でも、
 「ああ、今あれが、ここにあれば」
 と、急にまた欲しくなったりする事もあるんです。









閑話休題……
















そして完成写真!!









よりオッサン臭くなったような気がしないわけでもないですが、
改めて茶色革と白ボアの相性のよさを痛感しています。
ラングリッツと見紛うばかりの風格さえ漂っているような気もしないわけでもない……(言い過ぎか??)。











 しかし、やっぱり襟の形が私のスタイルにはイマイチ合わないので
 ジップUPします。
 この時、完全に上まであげるのではなく、4センチほど残して、
 少し襟端がめくれ上がるようにするのが私は好きです。




 下は細身のブラックジーンズ&編み上げブーツなんかをあわせるつもりですが、、
 出来るだけワイルドになりすぎないようにしようと思っています。

 ボアJKTって、演出の使用によって、
 凄くオッサン臭くも、
 フェミニンな感じにも、なったりすると思うんです。


 スタイリングの、一番センスが問われるJKTかも知れません。



 しかし、洋服の着こなしって難しいと思うのでが、
 自分の得意パターンとかのレパートリーをストックしておいても、
 体調によって、いつもはOKなスタイルが全然あわなかったりするって言う事なんです。
 例えば疲れが顔に出ているかどうか等で、急に似合わなくなったりするんですよねえ……

 前の日に組み立てておいたスタイルが、朝着てみると、どうもしっくりこなかったりとか……
 特に25を過ぎた辺りから、それが顕著になり始めましたね。
 

 今29ですが、たぶん40越えてもライダースやスカジャン着ているとは思うんですが、
 その年におうじた、配色や、トータルバランスをしっかり考えて行かなくちゃ行けないなあって、
 痛感する事が多々ありますね。
 深酒の翌日とか……
 









PS


茶色のWライダースが今、自分の中では結構来てます。

奇しくも、今シーズン、

新生マッコイからBUCO J−21茶色ツートンが、

BOOTLEGGERSからも茶色のDポケットが出ます


BOOTLEGGERSは初Dポケットライダースですね。

どちらも行きたい所ですが……
独身時代のような無茶は出来ないので、
今回は見送ると思います。


久しぶりに東洋からスペシャルスカジャンも出ますしね。
この秋は、たぶんそれ買って終わりかなあ……
(本当はBOOTLEGGERSの、¥191100(本体価格¥182000)のスカジャン白鷹が欲しいんだけど……
かなり欲しいけど……でも……いや……いいんです。忘れます)



他にはウエアハウスのA−1みたいなディアアスキンJKTも気になるところです。
東洋もまたB−2出すし、新生McCOYも気合入っているし、
今年は例年になく豊作なので、皆さん要チェックですねぇ〜♪

そんな例年になく豊作な年に、私は例年になく、先立つ物がないんですよねえ……(泣)





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